救急車が来るまでに(普通救命講習会)

[カテゴリ:啓発イベント] [投稿者:警防課] [投稿日:2018年12月06日]

  平成30年12月2日定期救命1.jpg      平成30年12月2日定期救命3.jpg 

 平成30年12月2日(日)に須賀川地方広域消防本部において、普通救命講習会が開催されました。講習会では心肺蘇生法とAEDの取り扱いについて、映像と実技で学びました。参加者の方々からは実際に自分が救命の場面に遭遇した想定での質問が多くあり、皆さんの救命に対する意識の高さを感じました。


普通救命講習会Ⅰ 9:00~12:00(3時間)
 今回の講習会は警防課通信指令係が担当となり行いました。通信指令係が担当となることは今回が初ですが、通信指令員は専門性ではなく現場経験者から異動による編成ですので現場と通信指令員の両方の視点で講習を行うことができ、救命の連鎖である「早期認識と通報」の分野も実際の内容を踏まえてお話しすることができました。


★★講習の内容★★
1 今目の前で起こったことに対応できますか?
 講習開始前に、目の前で倒れている人に心臓マッサージをできますか?というテーマで3人の方に抜き打ちで実際の動きをしてもらいました。講習前にも関わらず心臓マッサージの姿勢、押す位置、タイミングとも適正範囲で大変上手にできていました。事前学習頂いたのかTVドラマなどで見ていて出来るのか、いろいろ考えましたが講師側としては大変すばらしいことだと感じました。そのため、講習会は「今以上に救命のスキルを上げる」と「勇気を持って実践してもらう」に要点を置き実施しました。


2 映像による学習
 応急手当講習用の映像資料をスクリーンで観ていただき、応急手当と救命処置の基礎知識を学んでもらいました。


3 心臓マッサージ、人工呼吸の実技
 職員による心臓マッサージのデモンストレーション後に、心臓マッサージ、人工呼吸の実技を行いました。訓練用の人形への心臓マッサージでしたが、「強く、速く、絶え間なく」継続することの大変さと周りの方々の協力の重要性を実感いただいたようでした。


4 AEDの取り扱い
 AEDの基本的な取り扱いと実際の使用方法について学びました。実際の状況に則した質問が多く、真剣に取り組まれていました。まずは家や仕事場の近くにあるAEDの場所を確認してみてください!


5 総合訓練
 3つのチームに分かれて、心臓マッサージを交代しながら、AEDが到着を待ち、AEDが到着したのち、心臓マッサージを途絶えることなくAEDを装着、ショックを実施するまでの流れを行いました。各チームとも連携力も素晴らしく、「人の命が救える」心肺蘇生のリレーができていました。


受講者の皆さんお疲れさまでした。修了証は1,2週間で発行予定です!!
皆さんの知識・技術と勇気が命を救うことがあります。この経験を大事にしていただき今後の人生に役立てていただければと思います。