[カテゴリ:防火・防災情報] [投稿者:湯本分遣所] [投稿日:2025年07月26日]
とにかく暑いこの夏、皆様いかがお過ごしでしょうか。
この時期の日差しは本当に強くて、外に出るだけでクラっと来てしまいますね。
実はこの日差しが原因で火災になることがあるんです。
『収れん火災』という言葉をご存知でしょうか。
小さなころ、虫眼鏡で光を集めて紙を焦がす実験をしませんでしたか?
まさしくそれが原因で火災が発生することがあるのです。
水の入ったペットボトルで試してみました。
すぐに煙が上がり、ダンボールがくすぶり始めました。
続いてはメガネです。
こちらももすぐに煙があがり、ゴミ袋は溶けてしまい中身のゴミがくすぶり始めました。
続いては、ガラスの内側に張り付けた透明な吸盤です。こちらは動画でどうぞ。
※この実験は安全に配意し実施しています。決してマネしないでください。
光を当て続けると約1分ぐらいでダンボールがくすぶり始めます。
その後たくさんの煙とともにくすぶる範囲が広くなっていきます。
この状態を無炎燃焼といいます。
そしてその状態が5分ほど続くと、一気に炎が上がりゴミ袋はすぐに燃えてしまいました。
この他にも、凹面鏡、ガラス玉、金魚鉢、ガラスの花瓶、ステンレス製のボウルなど、
収れん火災の原因となるものはたくさんあります。
また、夏だけでなく冬場や夕方など、太陽光が差し込むときに発生しやすいといわれています。
窓際や車内などには、収れん火災の原因になるようなものや可燃物を置かないようにしましょう。